この記事は「かつをの一歩先行く投資研究室」の検証ルームの記録です。私(かつを)が自分のお金で実際に運用している口座の数字を、毎週そのまま載せています。
高金利通貨の下げが、今週も止まりませんでした。累計は +67,349円で、前回から -40,880円です。下げの中身は④為替差益(-18,940円)と、9月29日の権利落ちを通過した①株の含み益(-17,267円)の2本。そのあいだも⑤スワップは積み上がっていました。どこが減って、どこが減らなかったのか。今週もそこを分けて書いておきます。
まず、全体像から ── 5つの口座で「ほったらかし投資」をしています
このブログで毎週出しているハイブリッド戦略は、私がやっている「ほったらかし投資」の一部です。全体では元本312万2,503円を5つの口座に分けていて、9月30日時点の合計は +84,810円(+2.7%)、前回(9月26日)からは -88,040円 でした。前回の合計は +172,850円(+5.5%)。前回の -46,940円に続いて、高金利通貨の下げが続いた週です。
| 口座 | 累計損益 | 今週の増減 |
|---|---|---|
| ハイブリッド戦略この記事 元本 900,000円 株と投信を担保にして、FXでスワップを受け取る | +67,349円 +7.5% | -40,880円 |
| 松井証券 FX 元本 372,935円 高金利通貨を持ち、自動売買でコツコツ利確 | +2,766円 +0.7% | -20,696円 |
| トライオートFX(インヴァスト証券) 元本 549,568円 9月18日に全決済。現金で待機中 | +39,179円 +7.1% | ±0円 |
| moomoo証券(株式オプション) 元本 1,000,000円 オプションを売り、受取額を先に確定させる。10月限を継続中 | +32,144円 +3.2% | +3,030円 |
| GPT-Trade 元本 300,000円 リピート型の自動売買。元本30万円で検証中 | -56,628円 -18.9% | -29,494円 |
| 5口座の合計 元本 3,122,503円 | +84,810円 +2.7% | -88,040円 |
減った88,040円の大半は、ハイブリッド戦略(-40,880円)とGPT-Trade(-29,494円)の為替の含み損です。松井証券 FXも-20,696円。どれも高金利通貨を持っている口座で、その通貨が下がった分だけ評価が削られました。一方でmoomoo証券は10月限のオプションの売りを継続中で、評価が-9,540円から-6,510円へ戻り、+3,030円でした(満期は10月8日)。トライオートFXは9月18日に全決済してから、今週も現金のまま待機させています。合計に含めていない別枠の日経225ミニ オプションも建玉・取引なしです。9月に実際に受け取った確定分は15,553円(LIGHT FXのスワップ9,600円・松井証券 FXの確定損益3,061円・みんなのFXのスワップ2,060円・配当金832円。9月29日までの確定分で、GPT-Tradeの確定分とmoomoo証券のプレミアムは含めていません)。この部分は相場が下がった週でも減りません。LIGHT FX・みんなのFX(どちらもトレイダーズ証券)は、率を出していないスワップ口座です。
GPT-Tradeは提供を受けて検証している枠(PR)なので、口座名をそのまま出しています。ここでは位置づけと数字だけにとどめ、設定やポジションの中身はこの記事では扱いません。名前から「AIが売買を判断するツール」と思われがちですが、そうではなく、下がったら買い・一定幅上がったら利確を繰り返すリピート型の仕組みです。そのため一方向に下げ続けると、買った分だけ含み損が膨らみます。今週も利確はなく、下がるたびに買い下がる形になり、証拠金維持率は368.2%(前回 510.4%)でした。下げの週もそのまま記録として出しています。
この記事で詳しく見ていくのは、いちばん上のハイブリッド戦略です。
今週の成績
投資助言ではありません。私自身の運用記録です。数字は2026年9月30日 17:43〜17:45 に取得した口座画面(三菱UFJ eスマート証券)の表示時点のもので、確定した利益ではありません。
入れたお金90万円の口座が、2026年9月30日時点で +67,349円。率にすると +7.5% です。今週は前回から -40,880円 の下げでした。
利益の中身 ── 5つの源泉
この戦略のいちばんの特徴は、利益の出どころがひとつではないことです。持っている資産を眠らせず、値上がり・分配金・為替・スワップという性格の違う収入を、同じ元手から取りにいっています。
| 利益の源泉 | 金額 | 前回比 |
|---|---|---|
| ① 株の値上がり 国内株式の評価損益(評価額 579,212円) | +3,377円 | -17,267円 |
| ② 投信の値上がり 投資信託の評価損益(評価額 322,869円) | +13,042円 | -5,077円 |
| ③ 分配金(受取・再投資) 2026年の受取累計 | +33,740円 | ±0円 |
| ④ 為替差益 高金利通貨の評価損益 | -25,660円 | -18,940円 |
| ⑤ スワップ 未決済スワップ(未振替) | +42,850円 | +404円 |
①②は含み益、③は実際に口座へ入った受取・再投資額、④⑤は未決済の損益です。5つは互いに重複していません。ここで見ていただきたいのは「どれか一本に頼らない形をつくると、成績の振れ方がどう変わるか」です。なお、保有している個別の銘柄・ファンド・通貨ペアと、その選び方は かつをの投資大学 で公開しています。
今週わかったこと
下げの2本柱は④為替差益と①株。合わせて -36,207円
④為替差益は -6,720円 → -25,660円で、前回から -18,940円。①株の含み益は +20,644円 → +3,377円で -17,267円。この2つで -36,207円になり、前回比 -40,880円のほとんどを占めます。残りは②投信の -5,077円で、③分配金は±0円、⑤スワップは +404円でした。今週も売買はしていません。同じものを持ったまま、評価が上下しているだけです。
①株の含み益は、9月29日の権利落ちを通過した分を含みます
9月末は権利落ち日をはさむため、配当の分だけ株価が下がりやすい時期です。①株の含み益の下げには、この権利落ちを通過した分が含まれています。そのぶんの配当金は後日の入金なので、今週の③分配金にはまだ入っていません。一階の評価額は965,250円(前回 987,590円/国内株式579,212円・投資信託322,869円・現金63,169円)で、評価損益は+16,419円(株 +3,377円/投信 +13,042円)でした。
⑤スワップは、今週も +404円
為替が下を向いた週も、⑤スワップは積み上がります。今週は +404円で累計42,850円。二階(FX)の純資産は502,654円(前回 534,408円)で、④⑤を合わせた二階の合計は +17,190円(前回 +35,726円)です。累計 +67,349円のうち、③分配金と⑤スワップ=76,590円はすでに受け取った分と、毎日たまっていく分。前回の76,186円から少し積み上がりました。値段しだいで動く側(①②④)は、合わせて -9,241円です。
守りの数字は784.86%。余力はまだある
証拠金維持率は784.86%(前回 834.45%)、実効レバレッジは3.18倍(前回 2.99倍)、証拠金余力は438,611円です。為替の下げに加えて一階も下がったため、余力は前回より減り、レバレッジは重くなりました。それでもロスカットの維持率75%までは、まだ距離があります。今週はまさに、一階が下がると担保も減り、二階の余力も一緒に細るという形が出た週でした。ここは引き続きリスクとして見ておきます。
守りの数字(ここを毎週いちばん先に見ます)
成績よりも先に確認しているのが、この2つです。増えた減ったより、続けられる状態かどうかのほうが大事だからです。
維持率が高いほど余力があり、レバレッジが低いほど値動きに耐えられます。数字に余裕があるうちは動かさない。これが私の週次チェックの中身です。
そもそも、これは何をしている運用なのか
ざっくり言うと、一階に株と投資信託、二階にFXという二階建てです。一階の資産は売らずに持ったまま担保として差し入れ、その上で二階のインカムも取りにいく。同じお金に二つの仕事をさせる、という発想です。
仕組みそのものの説明は かつを流ハイブリッド戦略とは?|持っている株と投資信託に、もうひと働きしてもらう話 に、専門用語を使わずにまとめています。はじめて読む方はこちらからどうぞ。
ただし、どの資産をどれだけ担保に入れ、二階をどこまで張るか——ここがこの戦略の核心で、相場や保有資産の中身で最適解が変わります。担保にしている銘柄・投資信託、二階で持っている通貨ペア、その配分と入れ替えの考え方は かつをの投資大学 で公開しています。
忘れてはいけない、この戦略のこわさ
良い数字が続いているときこそ、先にリスクを書いておきます。
- 担保と建玉が同時にやられることがある。 株安と円高は同じ日に来ます。一階の評価額が下がれば担保としての評価も減り、同じタイミングで二階の含み損もふくらみます。この記録でも、株と為替がそろって下を向いた週がありました。
- 高金利通貨は下げ続けることがある。 スワップは毎日増えますが、為替が長期で下落すればスワップ以上に元本が削られます。「毎日増えるから安心」ではありません。
- ロスカットは一瞬で来る。 維持率に余裕があるように見えても、それは平常時の数字です。急変時は数分で低下します。だから毎週、維持率とレバレッジを必ず確認しています。
この検証ルームの歩き方とリスクの考え方は こちら にまとめています。
使っている口座
保有している株や投資信託を担保にできる仕組みに対応した、数少ない口座です。私はここで一階(現物)と二階(FX)を組み合わせています。
- 1,000通貨単位(ミニ取引)から取引できる
- スマホアプリが見やすく、デモ取引でも試せる
- MUFGグループ。信用格付は主要ネット証券No.1の「AA」(※)
今週のまとめ
入れたお金 900,000円に対して +67,349円(+7.5%)。前回から -40,880円で、下げの中身は④為替差益と、権利落ちを通過した①株の含み益でした。そのあいだにも⑤スワップは+404円と、消えない側の数字は積み上がっています。ほったらかし投資の5口座全体では -88,040円の週でしたが、9月に実際に受け取った確定分15,553円は減っていません。下げの週も、記録はそのまま出していきます。
次回も同じフォーマットで、増えても減ってもそのまま載せます。
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本記事は私個人の運用記録であり、投資助言・勧誘ではありません。数値は表示時点のもので確定値ではなく、将来の成果を保証するものでもありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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