この記事は「かつをの一歩先行く投資研究室」の検証ルームの記録です。私(かつを)が自分のお金で実際に運用している口座の数字を、毎週そのまま載せています。
先週プラスに戻った為替が、今週はふたたびマイナスへ。累計は +108,229円で、前回から -8,693円です。ただ、下げのほぼ全部は④為替差益の一本だけで、株・投信・分配金・スワップの4つはそろって増えていました。どこが減って、どこが減らなかったのか。今週はそこを分けて書いておきます。
まず、全体像から ── 5つの口座で「ほったらかし投資」をしています
このブログで毎週出しているハイブリッド戦略は、私がやっている「ほったらかし投資」の一部です。全体では元本312万2,503円を5つの口座に分けていて、9月26日時点の合計は +172,850円(+5.5%)、1週間では -46,940円 でした。先週の合計は +219,790円(+7.0%)だったので、高金利通貨が下がった分だけ含み益が縮んだ週です。
| 口座 | 累計損益 | 今週の増減 |
|---|---|---|
| ハイブリッド戦略この記事 元本 900,000円 株と投信を担保にして、FXでスワップを受け取る | +108,229円 +12.0% | -8,693円 |
| 松井証券 FX 元本 372,935円 高金利通貨を持ち、自動売買でコツコツ利確 | +23,462円 +6.3% | -15,063円 |
| トライオートFX(インヴァスト証券) 元本 549,568円 9月18日に全決済。現金で待機中 | +39,179円 +7.1% | ±0円 |
| moomoo証券(株式オプション) 元本 1,000,000円 オプションを売り、受取額を先に確定させる。今週から再開 | +29,114円 +2.9% | +652円 |
| GPT-Trade 元本 300,000円 リピート型の自動売買。元本30万円で検証中 | -27,134円 -9.0% | -23,836円 |
| 5口座の合計 元本 3,122,503円 | +172,850円 +5.5% | -46,940円 |
減った46,940円の大半は、GPT-Tradeと松井証券 FXの含み損です。どちらも高金利通貨を持っている口座で、その通貨が下がった分だけ評価が削られました。一方でmoomoo証券は9月24日にオプションの売りを再開し、手数料を引いて10,192円を受け取っています(満期は10月8日。いまの評価は-9,540円なので、差し引き+652円)。トライオートFXは9月18日に全決済して出金した588,747円を、今週も現金のまま待機させています。合計に含めていない別枠の日経225ミニ オプションも建玉・取引なしです。9月に実際に受け取った確定分は12,815円(スワップ・確定損益・配当金の合計)で、この部分は相場が下がった週でも減りません。このほかに、率を出していないスワップ口座が2つ(LIGHT FX・みんなのFX/どちらもトレイダーズ証券)あります。今週はこの2口座がメンテナンス中だったため、9月20日時点の値を使っています。
GPT-Tradeは提供を受けて検証している枠(PR)なので、口座名をそのまま出しています。ここでは位置づけと数字だけにとどめ、設定やポジションの中身はこの記事では扱いません。今週は下がるたびに買い下がる形になり、利確はありませんでした。下げの週もそのまま記録として出しています。
この記事で詳しく見ていくのは、いちばん上のハイブリッド戦略です。
今週の成績
入れたお金90万円の口座が、2026年9月26日時点で +108,229円。率にすると +12.0% です。今週は前回から -8,693円 の下げでした。
利益の中身 ── 5つの源泉
この戦略のいちばんの特徴は、利益の出どころがひとつではないことです。持っている資産を眠らせず、値上がり・分配金・為替・スワップという性格の違う収入を、同じ元手から取りにいっています。
| 利益の源泉 | 金額 | 前回比 |
|---|---|---|
| ① 株の値上がり 国内株式の評価損益(評価額 596,475円) | +20,644円 | +414円 |
| ② 投信の値上がり 投資信託の評価損益(評価額 327,946円) | +18,119円 | +183円 |
| ③ 分配金(受取・再投資) 2026年の受取累計 | +33,740円 | +3,050円 |
| ④ 為替差益 高金利通貨の評価損益 | -6,720円 | -13,380円 |
| ⑤ スワップ 未決済スワップ(未振替) | +42,446円 | +1,040円 |
①②は含み益、③は実際に口座へ入った受取・再投資額、④⑤は未決済の損益です。5つは互いに重複していません。ここで見ていただきたいのは「どれか一本に頼らない形をつくると、成績の振れ方がどう変わるか」です。なお、保有している個別の銘柄・ファンド・通貨ペアと、その選び方は かつをの投資大学 で公開しています。
今週わかったこと
下げのほぼ全部は④為替差益。+6,660円 → -6,720円
先週 +6,660円だった④為替差益が、今週は -6,720円。1週間で -13,380円です。前回比の合計が -8,693円なので、④以外の4つは合わせて +4,687円ふえていたことになります。先週「戻した分はまだ利益ではない」と書いたとおり、値段だけで戻った分は、値段だけで消えます。今週も売買はしていません。同じものを持ったまま、評価が上下しているだけです。
③分配金が +3,050円。口座に実際に入ってきたお金です
今週いちばん地味で、いちばん確かな増え方をしたのが③分配金です。+3,050円ふえて累計33,740円。一階の現金が60,119円から63,169円へ、ちょうど同じ額だけ増えています。①株(+414円)と②投信(+183円)も小さくプラス。一階の評価額は987,590円(国内株式596,475円・投資信託327,946円・現金63,169円)で、評価損益は+38,763円でした。
⑤スワップは、下げの週でも +1,040円
為替が下を向いた週も、⑤スワップは同じ顔で増えます。今週は +1,040円で累計42,446円。二階(FX)の純資産は534,408円(前回 545,840円)で、④⑤を合わせた二階の合計は +35,726円(前回 +48,066円)です。累計 +108,229円のうち、③分配金と⑤スワップ=76,186円はすでに受け取った分と、毎日たまっていく分。先週の72,096円からまた積み上がりました。残りの32,043円(①②④)が、値段しだいで動く側です。
守りの数字は834.45%。余力はまだ十分
証拠金維持率は834.45%(前回 852.3%)、実効レバレッジは2.99倍(前回 2.93倍)。為替の下げで少しだけ余力が減り、レバレッジはわずかに重くなりました。それでもロスカットの維持率75%までは、まだかなり距離があります。ひとつ気をつけているのは、一階が下がると担保も減り、二階の余力も一緒に細るという点です。今週は一階が小さくプラスだったので、効いたのは為替の側だけでした。
守りの数字(ここを毎週いちばん先に見ます)
成績よりも先に確認しているのが、この2つです。増えた減ったより、続けられる状態かどうかのほうが大事だからです。
維持率が高いほど余力があり、レバレッジが低いほど値動きに耐えられます。数字に余裕があるうちは動かさない。これが私の週次チェックの中身です。
そもそも、これは何をしている運用なのか
ざっくり言うと、一階に株と投資信託、二階にFXという二階建てです。一階の資産は売らずに持ったまま担保として差し入れ、その上で二階のインカムも取りにいく。同じお金に二つの仕事をさせる、という発想です。
仕組みそのものの説明は かつを流ハイブリッド戦略とは?|持っている株と投資信託に、もうひと働きしてもらう話 に、専門用語を使わずにまとめています。はじめて読む方はこちらからどうぞ。
ただし、どの資産をどれだけ担保に入れ、二階をどこまで張るか——ここがこの戦略の核心で、相場や保有資産の中身で最適解が変わります。担保にしている銘柄・投資信託、二階で持っている通貨ペア、その配分と入れ替えの考え方は かつをの投資大学 で公開しています。
忘れてはいけない、この戦略のこわさ
良い数字が続いているときこそ、先にリスクを書いておきます。
- 担保と建玉が同時にやられることがある。 株安と円高は同じ日に来ます。一階の評価額が下がれば担保としての評価も減り、同じタイミングで二階の含み損もふくらみます。この記録でも、株と為替がそろって下を向いた週がありました。
- 高金利通貨は下げ続けることがある。 スワップは毎日増えますが、為替が長期で下落すればスワップ以上に元本が削られます。「毎日増えるから安心」ではありません。
- ロスカットは一瞬で来る。 維持率に余裕があるように見えても、それは平常時の数字です。急変時は数分で低下します。だから毎週、維持率とレバレッジを必ず確認しています。
この検証ルームの歩き方とリスクの考え方は こちら にまとめています。
使っている口座
保有している株や投資信託を担保にできる仕組みに対応した、数少ない口座です。私はここで一階(現物)と二階(FX)を組み合わせています。
- 1,000通貨単位(ミニ取引)から取引できる
- スマホアプリが見やすく、デモ取引でも試せる
- MUFGグループ。信用格付は主要ネット証券No.1の「AA」(※)
今週のまとめ
入れたお金 900,000円に対して +108,229円(+12.0%)。前回から -8,693円で、下げの中身はほぼ④為替差益の一本でした。そのあいだにも③分配金は+3,050円、⑤スワップは+1,040円と、消えない側の数字は積み上がっています。ほったらかし投資の5口座全体では -46,940円の週でしたが、9月に実際に受け取った確定分12,815円は減っていません。下げの週も、記録はそのまま出していきます。
次回も同じフォーマットで、増えても減ってもそのまま載せます。
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本記事は私個人の運用記録であり、投資助言・勧誘ではありません。数値は表示時点のもので確定値ではなく、将来の成果を保証するものでもありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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